診療案内
気管支喘息(以下、喘息)は空気の通り道(気管や気管支)に何らかの原因で慢性の炎症が起きる結果、その通り道が狭くなり、息苦しさや咳が生じる病気です。最近は吸入ステロイド薬の普及によって喘息の発作で命を落とす方は激減し、多くの患者さんの喘息症状はコントロールできるようになってきました。吸入ステロイド薬は非常に効果が高く、飲み薬や点滴のステロイドとは異なり重篤な副作用も少なく、今や治療には欠かせない薬となっています。
しかし、この病気は常に空気の通り道に炎症が生じていることから、症状がないときでも毎日お薬を使って長期に治療を続ける必要があります。また吸入薬は使い方が正確でないと吸入したと思っても薬が体に入ってこないこともあります。これらのことから、調剤薬局と連携をし、患者さんと一緒に長く正しい治療が続けられるように心がけています。もちろん薬の治療の前に、環境を整えてもらう(禁煙や清潔に保ってもらうことなど)ことは必須です。
一方で吸入ステロイド薬をはじめとした喘息のお薬を複数使用してもなかなか症状が落ち着かない患者さんもおられます。当院ではそのような重症の患者さんには生物学的製剤や気管支鏡を用いた気管支熱形成術(サーモプラスティ)といった専門性の高い治療も積極的に導入しています。
外来診療について
- 外来及び専門外来は予約制です。
- 新来患者さんは、紹介状持参の方を優先し、診断・治療方針が決まり次第、各曜日の担当医が診療を継続します。
- お問い合わせ先
- 077-548-2111(代表)
- 077-548-2540(外来)
診療日
外来
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中野恭幸 |
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金 |
山口将史 |
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専門外来
スタッフ紹介
中野 恭幸
- 職種・職名
- 専門領域
- 認定医・専門医等
- 日本内科学会(認定内科医・指導医)
- 日本呼吸器学会(呼吸器専門医・指導医)
- 日本呼吸器内視鏡学会(気管支鏡専門医・指導医)
山口 将史
- 職種・職名
- 認定医・専門医等
- 日本内科学会(認定内科医・指導医・総合内科専門医)
- 日本呼吸器学会(呼吸器専門医・指導医)
- 日本アレルギー学会アレルギー専門医
診療・研究実績(2018年年間実績)
手術 |
気管支サーモプラスティ |
2件 |
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薬物療法 |
生物学的製剤(抗IgE抗体や抗IL-5抗体など) |
約15例 |
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